額装：制作事例 フォトグラファー 森山太陽氏

作家：フォトグラファー　森山太陽氏

額装年：2022年

額装素材：ガラス・アクリル・紙

額装サイズ：550×550㎜

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額装：制作事例　フォトグラファー　森山太陽氏の作品を額装しました。

写真の額装は難しい。一枚の中にある情報が多いからだと思う。明度の差、色の数、映っているものの大きさの差、そしてメッセージ。それが光沢した表面の奥に入っていて、放つ光が強く存在感も強い。だから、写真はモノトーンのごくシンプルな額装で良いと思っている。

というのは、私のエクスキューズでもある。

そこに額装家としていつも挑戦させてくれるのがフォトグラファーの森山太陽さん。ありがちなシンプルな額装ではないものを期待してくれているから、エクスキューズを捨てなくちゃいけない。そして何度も試行錯誤していくと私の中に新しい価値観が生まれてくる。

「この写真をアールヌーボー調のガラスの額装にしてほしい」というリクエストに、私は最初困った。そしてエクスキューズをさんざん頭の中で繰り返した後、それを捨てて制作を開始した。

貴重なアンティークガラスのモスグリーンが、ダークな空間に浮かぶ真っ赤な花を瑞々しくする額装が完成。

写真の額装の中でも一番の自信作になりました。